カルボン酸塩化物はアンモニアやアミンと反応して、速やかにアミドになります。
この反応が実験室でアミドを合成する際に、おそらく一番よく使われるものです。
反応中にHClが発生するので、2当量のアンモニアあるいはアミンが必要となります。
ただし、1置換および2置換アミンは用いることができますが、3置換アミンは用いることができません。
また、以下のように、高価なアミンの場合はNaOHのような安価な塩基1当量を用いてアミド合成を行うこともあります。
参考:マクマリー有機化学 中 第8版 p795,p796