指示薬定数

酸塩基滴定に用いる指示薬($\rm Hln$)はそれ自身がごく弱酸(または弱塩基)の有機色素です。($\rm In$は指示薬「Indicator」の略です。)
そのため、
$$\rm Hln +H_2O→H_3O^++\ln^-\\
K_{\rm In}={\rm \f{[H^+][In^-]}{[HIn]}} $$のように解離します。その酸解離定数$K_{\rm In}$を特に指示薬定数といいます。

指示薬滴定の場合は、${\rm p}K_{\rm In}$が滴定の等量点の$\rm pH$にできるだけ近いものを選ぶ必要があります。

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