応用化学専攻の説明会に行ってきました

一時間ほどのガイダンスでした。そのガイダンスが終わったあと、懇談会があり、そのあと、駒場と本郷にわかれて、研究室見学にいきました。駒場のほうは6箇所回りました。以下の文章はすべて1時間のガイダンスで紹介されたことのリアルタイムの書き取りメモです。

応用化学専攻は大型研究プロジェクトが19ほど立ち上がっているらしいので、研究資金がかなり多いようです。1つあたり億単位スケールです。少なくとも数千万円あります。

博士に行ったあとはほとんど全員なんらかの奨学金を得ています。

今年度の入試関連の制度について書きます。
平成30年から大きく制度が変わるようです。
入学願書が手書きからweb入力になったようです。「入学願書作成入力フォーム」というものに入力して、印刷して、郵送するという形式になったようです。
募集要項の「入学願書」というものは「入学願書作成フォーム」あるいは「その入植フォームから出力した書類」とよみかえる必要があります。

出願受付期間に7月の初旬に送れないようにしましょう。

受験票と筆記用具や時計が必要(受験)

口述試験のみの足切りも存在します。

iBTやPBTのスコアシートでもIPTの代用になりますが、その場合はIPTを受けることができません。

口述試験では応用化学専攻での学習意欲をはかるとともに卒業研究に関する試問が行われます。

TOEFLのスコアは送り方に決まりがあります。TestTaker Score Reportを個人から送付するとともに、ETSから8596宛にOfficial Score Report に送付するように請求する必要があります。

修士の募集人員は33名です。オフィシャルなので、もっと実際は多いです。

修士課程入学志願者は調査票ともう研究室記入表(すべての研究室に順番を付けなくてはならない)をかならず提出することが大事です。
ここの誤記入により不合格になった事例もあります。注意しましょう。

すべての研究室への順位を記入しましょう

口述試験のほうが速いです。その翌日に記述試験があります。

合格通知は郵送されるので住所は間違えないようにしましょう。

募集要項は説明会にくればもらえますが、郵送でも受け付けているようです。HPを見ましょう。

(これはオフレコで聞いたことですが、合格評価は本当に公平に行っているようです。英語200点、化学600点の合計800点の合計点以外見ません。英語が何点以下だと不合格ということではなく、合計点のみで優劣がつくので英語がダメでも専門とあわせて、上位から何番目であれば受かるということです。また、化学の方は5科目を絶対に選択しないと0点になります。)

以下は実際に研究紹介を聞きながら書いた研究紹介です。一研究室は5分程度でした。
知識不足や、聞き間違いなどによる間違いがあるかもしれません。
詳しくは各研究室のHPを御覧ください。
(また、新領域の3つの研究室は紹介されませんでした。)

北森研究室
流体デバイスの世界初の発明。液体の回路の中でごく微細構造中でもあらゆるオペレーションを実現。15年前の研究です。

いまはさらに進歩し、細胞1個でできるようになっています。

数個単位の分析化学を行っています。
これで神経伝達物質の直接的分析やその周辺の水の性質の研究を行っています。
血液一滴での診断分析デバイスやAIとの連携も外部と連携して研究しているようです。

水野・山口研究室
酸化物、金属ナノ粒子について扱っています。
金属クラスターなどのいち原子ゆにっとからつくって、更にレゴのように組み上げるようです。
単分子磁石や触媒、メタンのエタノールへの選択的転換などの研究を行っているようです。

水素社会へのチャレンジも行っています。
コアタイムは10~19時です。(ただ、この時間だけいればいいというわけではありません)
ディスカッションは毎週行っています。

博士課程に希望しているひとにぜひ来てほしい、とのことです。

藤田研究室
自己組織化をキーワードに研究しています。
産業界からもとても注目を浴びている研究もあるようです。

尾張研究室
駒場の研究です。比較的こじんまりとした研究室です。二次イオン質量分析の研究をしています。固体表面の分析です。1次イオンのビームをものすごく細くすることで、0.1ミクロン単にで3D構造再構築をおこなっているようです。
アトムプローブというものも行っています。張りの先端から高電圧をかけてイオン化し、ナノメートルの分析を行っています。張りの先端での触媒反応をおこなっているようです。

尾張研究室は2年でおわるため、この研究室では博士過程に進むことはできません。

野路研究室
メンバーと共有したいきょうみというがあり、「ちいさきものはみなうつくし」というのもがあります。生体分子を扱っています。ATP合成酵素の回転などを顕微鏡でみたりしています。原理を理解して創るということをおこなっています。対象としているのは分子機械(数ナノメートル)から1細胞というレンジです。一分子計測であったり、デジタル計測、機能分子スクリーニング、人工細胞技術を行っているようです。ATP合成酵素の基礎研究をおこなっています。すでに多くの教科書を書き換えています。(基礎研究は教科書に載るのもを)応用研究は本当に使われる技術を開発しています。デジタルカウンティングのぎじゅつはアボットときょうどう研究しています。
幅広いイノベイティブな研究がこの研究室で行われています。

藤岡研究室
青色LED結晶材料の開発の研究室です。駒場の研究室で行われています。光と電子を扱い、人工知能に資するような研究です。有用なLEDの素子をつくるところが他の研究室との差別化されているところです。有機ELの次のディスプレイの開発を行っえいます。AI用のコンピュータ・パワー素子、柔らかいコンピュータの制作など、ものづくりの研究室です。ものづくりが好きな人は向いているようです。

立間研究室
駒場の研究室です。金属の材料を良く用いています。光の反射をナノレベルにすると、光をつかまえることができます。自由電子を光が共鳴するプラズモン効果についての研究でうs、光を高効率で補足する材料をつくります。金属のナノ粒子と半導体を組み合わせ、太陽電池のへの応用を狙った研究もしているようです。光触媒反応や半透明太陽電池、赤外線電池などの研究を行っています。いろんな新しい光機能の研究をおこなっているとまとめることができる研究室です。
最近では光ナノ加工光(キラリティーの使い分け)を行っています。

石井研究室
機能性錯体化学の研究を行っています。ポルフィリンやフタロシアニンが具体的な対象の1つです。ホモキラリティの起源に迫る研究をしています。(磁気キラル二色)セシウムの選択的に吸着できる布の開発、ビタミンC用の蛍光プローブなどをおこなっています。実際に研究は合成、測定、機能発現のすべてを行っています。アカデミックや企業で活躍できる人材を育てるという教育方針をとっているようです。

砂田研究室
駒場の研究室です。ナノ粒子の金属粒子を研究しています。有機光合成用の触媒とシリコーンゴムやシャンプーのノンシリコン燃料電池、排ガス触媒など、、。役に立つのは表面部分なので、表面積を増加させる研究を行っています。平面に金属上に配置すると良いと昔から期待されていましたが、それが実現できることは殆どなかった。(むずかしい)世界ではじめてそれを開発した研究室です。パラジウム数100から数1000から11個への削減。平面ではあんく、正八面体の構造を作ろうとしています。(立方体に金属を並べる(世界で初めて))また、比較的新しい研究室です。スプリング8などで測定をしているようです。

石北研究室
駒場研究室です。先端研です。生体超分子による理論手法による反応機構の解明です。細胞の中の金属活性部位が研究のきっかけです。実験できない非常に複雑なタンパク質の基礎研究を行います。(応用すらそんざいしない分子)を応用に持っていくという研究室です。
理論によって、電子移動のパスウェイの分岐や、電子移動の方向性の原因などの解明を行っています。(どうでもいいですが、研究紹介で紹介されていた優秀な学生の方はすべて就職したようです)オンリーワンの研究がしたいひとに是非とのことです。

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