東京工業大学 物質理工学院の説明会にいってきました。

2018/05/19に実際に東京工業大学の物質理工学院の説明会に行ってきましたので、そのメモです。

大学院の入試説明会はすべての研究室紹介が大講義室などで行われたあと、個々別の研究室見学にいくという形式が多いです。この研究室見学にいって、実際のところを聞くのが良いと思います。

このページでは、研究室紹介ではなく、その前の、研究室紹介のときのメモです。リアルタイムで書きとっとあと、校正はしていないことによる書き間違いや、知識不足による間違いがあると思います。ご了承ください。

⤵以下から書き取りメモスタート


司会の方は材料系の早川さんです。
スケジュールは
冒頭で学院長の説明。
材料系、応用化学系の詳細。
ここまでで1時間。
それからは研究室見学を個々人で自由に行う形式です。

学院長の和田さんからの説明です。
この大学院の大まかな説明がありました。
系にはいってからは、コースを選択します。
エネルギーコース、エンジニアリングデザインコース、ライフエンジニアリングデザイン、原子核工学コースの4つから選びます。
いずれの教授もこのコースのいずれかの主担当です。

また、クオーター制を採用しています。こうすることで、インターンシップや留学などのプログラムなどに参加しやすくなり、このようなプログラムを用意しているようです。

優秀な学生であれば3~4年で博士の学士を授与します。

30年では40%は英語で、
31年からは全科目を英語で講義するようです。

心配はしないでください。配慮はあります。
そうすることでか海外経験を積みやすくなります。

就職は化学関係がメインですが、情報関係や、自動車など、幅広いものです。むしろ自分のやりたいことを絞って欲しいとのこと。

ぜひ後期過程まで行くことをおすすめします。博士の学位を持っていることは国際的に活躍するために必須です。

また、半分が外部生です。

ここまでで和田さんの説明終了です。

続いては材料系の個別説明です。

材料系

材料系は金属系と無機系と有機材料系の複合です。

材料系の細かな説明はA群、B群、C群の3つに分かれます。


まず、C群です。
C群の矢野さんです。
無機材料系です。なにが材料系なのか?
無機と書いてあるが、ざまざまな分野がある。
即時性が求められる使い方、
数年、数十年、それ以上の信頼性の材料など、さまざまな材料。

りこま研究室
生体材料からバイオセライックス、インプラント

鶴見竹田研究室、
格子振動により物質を制御。即時性が重要。

中島松下研究室
環境について。プラズモニクスなど。

宮内研究室
光の有効利用。太陽電池など

安田研究室
なぜものはわれるのか

矢野研究室
ガラス、レーザー、過酷環境下における材料(核融合炉材料など)

たくさんの学生がマスターで海外に行っている。


A群の説明
A群は金属分野です。
大岡山に15名、すずかけ台に11名の教員がいます。
助教を含めると39名います。
金属物理学、金属化学、構造材料科学、機能材料科学4つに大別できます。

一人ずつの説明は時間の都合上無理。
全員の参加している、共通したプロジェクトを紹介。
全員で、次世代JETエンジンの開発を行っています。

はばひろい就職をしています。
今日、教員は、南8号館と北2号館にいます。


B群

次世代の太陽電池、機能性ファイバー、プラスチック材料、

南一号館
有機合成、その物理特性をしらべる、それを加工、デバイス化の4つに分けられます。

液晶やバイオセンサー、有機トランジスタ、液晶、最先端遷移、ポリマーブレンド、一次元ナノ材料、コンポジット、カーボンナノファイバー、物質の熱的特性、

就職も様々な分野である。


材料系の入試自体の説明。
まず、材料系と応用化学院をどちらもうけることはできません。

入試要項は既に公開。黄緑色の冊子です。出願は6月14~6月20日まで。
学部の成績が良かった場合、面接のみの場合がある。こっちがうまく行かなければ、B日程(記述試験)のほうにもいける。

筆頭試験は8/16で、口頭試験はその数日後、

TOEFLiBTとPBT,TOEICの3つがスコアシート所定の時期までに提出(7/20か?)

今年度から筆記試験が変更。
9;30~12:00合計4題を解答。
第一ブロック、と第二ブロック、に分けられる。各70分。

問題をみて解けるものを2題ずつ解くというシステムになった。内容は変わらない。

電気電子系でも受験ができる。

指導教員の選び方。190名が受け入れ可能。第二志望以降(5志望まで)の教員は第一志望と同じ群から選択。すずかけ、大岡山の混在は自由です。

6/11に材料系webサイトで公開口頭試験日時。

応用化学系


応用化学系の説明です。
応用化学系には高分子科学、化学工学、応用化学、境界領域(すずかけ)の4つがあります。

修士全体で200人ぐらい居ます。やはり、外部は半分ほどです。


それぞれの分野の説明。
応用化学分野の説明です。

応用化学分野は機能性物質を分子レベルで解明、設計、合成する。

例えば有機合成化学。複雑な骨格をもつ化合物のを合成、医学ににつなげる。

触媒反応設計。不均一系・均一系ともに。。。
無機と有機の境界領域。

環境浄化保全・エネルギー蓄積・変換
これは物理科学との境界領域

固体化学
原子レベルの酸化薄膜など

就職は化学工業に進む学生が非常に多いです。
真面目にやっていれば、就職は心配ありません。


化学工学分野の説明です。
化学工学分野をやっている大学が少なくなってきた。
まずは、ここの分野は一番もうかる。電気工学とソフトウェア分野についで3位

化学プラントをいかにうまく動かすか?
ユニットオペレーション。
1つ1つの装置をどうやってインテグラルするか?現実に化学品をつくりこむための反応工学。
スケールレンジは分子からキロメートルまで幅広い。

敬称略
大河内
バイオ分野

たご
反応工学

谷口
材料

かりの
解析もでる

吉川
単位操作。


高分子科学分野。

国のプロジェクト、imPACTに参加している教員が在籍。しなやかタフポリマーなど

高分子の合成、物性、応用を学ぶ。

外部からきてもきちんと大丈夫なカリキュラム構成になっている。

東工大から発表した高分子学にかんする論文の被引用数は世界第7位。
本館などに研究室は分散。


応用化学系の入試自体についてのせつめい。
独自のルールはある。
願書必着は絶対。材料系と同じ。

英語のスコアは願書提出と同時です。6月20日

志望教員の選択は第一志望から第5志望まで自由に選択可能。応用化学、化学工学、高分子化学、境界の4領域から自由に選べる。

願書の黒丸(主)と白丸(さぶ)のように、各研究室の分野が分かる。キーワードなどをみて選びましょう。

A日程は7月12日、筆頭試験は8月16日、口頭試問は8月24日。

11問から4問を自由に選択し解答。これを二回繰り返す。(一回70分)
基礎科目は廃止。

量的には前回と同じ。

第一志望教員と相談して研究室を選んでください。


以上、書き取りメモ終わり。
(70分)
13:00~14:10

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