外圏機構

酸化還元反応を起こす2つの錯体の両者が(速度的に)置換不活性である場合には、電子移動は外圏機構により進行します。仮に、反応のギブズエネルギー$ΔG\stst~0$であったとしても同じ符号の電荷をもつイオン間の静電反発を乗り越えたり、遷移状態で等価な構造を取るために結合の伸張や短縮により、あるいは各錯体の周囲に溶媒圏を変化させるための活性化エネルギーが必要になってきます。

スポンサーリンク