東京大学理学院化学専攻の説明会に行ってきました。

今回は東京大学、理学院化学系の説明会のレポートです。

例にもれず、書き間違いなどが多発しています。また、すべての研究室のメモをしているわけではありません。今回は3分の1ぐらいです。正しく、詳しい情報は各HP参照のこと。

東京大学理学院では徹底的に英語教育を行っています。

外国人講師によるか化学の講義なども開かれています。日本人の学生も英語で受けます。

年一回は化学英語のシンポジウムで発表します。

日々の通常の会話はほぼ英語になるということです。

社会人の方など、多彩な経歴をもった人物が多く居ます。

毎週海外から講演会、修士論文の発表も英語で行われます。

学生支援制度なども充実しています、

キャリアパスにしても、理学部のイメージにある、アカデミアだけではなく、ほとんどが企業に行ったりしています。

立地も非常にいいです。

学生支援制度は

まず、TA、

博士課程になると、研究遂行支援制度、リサーチ・アシスタントなどの研究室の研究費の中から排出している研究室もあります、

近年国際卓越大学院コースなどもあります。学生支援機構からお金を借りることもできます。

修士課程と博士仮定でトップの3割を維持すれば、半額もしくは全額が免除になるということでうす。

博学術振興会特別研究員は2割ほどの学生がもらっている奨励金です。

JSTプロジェクトに対応しているところはそこからも得られる可能性もあります。

就職先は例にもれず、やはり、様々で、就職にこまることはないです。

製薬企業は圧倒的に博士が多いです。

また、スポーツ施設もありますので、健康管理もできます。

研究の場は本郷の3つの館で行われます。

化学専攻は3つの講座に分かれています。これらを機関講座とします。

化学専攻では、他の研究所、施設とともに研究を行っているので、本郷以外の場所にいって研究することも可能です、

例としては、革新分子技術の寄付講座などです。

柏やつくばを含めた広範な場所にあります。

IoT社会を支える酸化鉄、透明強磁性体、

水中での有機合成、金属ナノ触媒による精密合成、プレキシザイムとRNA,、有機ELデバイス、

超高速イメージング、アト秒反応追跡、GFPによる生命現象の可視化など、

基礎化学あっての研究ですが、応用先がある研究ばかりです。

口述試験は一般的な口述試験よりヘビィーなものになっています。

ペーパー試験は問題回答だけではなく、作文もあります

森研究室

テーマは、分子を基盤とした機能性物質開発

柏キャンパスです。

物性研究所は柏キャンパスに属し、千葉県にあります。それほど遠くはありません。広い敷地で実験を行えます。学部生は基本的にいません。

分子がキーワードです。分子はいろいろな自由度がありまして、それを利用した伝導性や磁性や誘電性やsのような物性の研究を行っています。

有機超電導体の開発と物性研究

それの構造や物性を調べる。(X線や電気抵抗を調べたりなど)

有機物質はいろんな分子を造ることができるため、柔らかい圧力応答なども興味があります。

これの展開としては、π電子系に水素結合を絡ませた物質の開発も行っています。

その結果、新しい新しい物性のスイッチング現象なども確認しています。

銅のイオンの錯体、金属イオンの開発、を行っています。

最近では電子物性に限らず、プロトン伝導帯にも興味がります。

水を含まない伝導体などを開発しています。回転や、フリップなどにより、結晶中をプロトンが流れるというような研究でう。

有機半導体も開発しています。それを用いた薄膜の結晶や、電流電圧特使を調べたりしています。

実験手法は、分子の合成、結晶の育成や、X線構造解析や、その電子構造の計算、電気伝導性ゆあ磁性、線形電動、電場応答などの測定を行っています。

ぼーリング大会や学会での発表などがあります。

信越などの化学企業が就職が多いです。

吉信研究室

表面界面における物性現象の研究をしています。

大学院生は6名です。

表面界面の触媒という分野を研究しています。

現代で一番大事な触媒はなにか、炭素資源としてCO2は戻ってこないので、以下に炭素というものを有効に利用するかということが大事になっています。

メタノール合成反応、は実験室系ではできますが、工場スケールではできません。この反応を触媒する物質が見つかれば、それは大変なことです。

現代では、表面科学的手法が発達したので、第一原理計算により、反応条件からできるようになるということで、実際に一定の圧力により、どのような反応がおこっているかということがわかっています。

触媒は非常に重要な分野のひとつです。

あと一つは、個体の表面にシクロヘキサンをつけると、ベンゼンを造る反応で、200K以下の条件で反応がおこることがわかっています。

あとは、半導体表面にも興味があります。シリコン表面のか化学反応などです。例えば、シリコン表面に有機物質が結合したときにどのようになるかということをこの研究室で研究しました。

表面に単相膜の電気伝導度も、独自の開発装置で図ることもできます。

複雑系化学物性研究室

山室研究室

研究分野は複雑凝縮系のか化学物理です。

メンバーは山本先生と秘書、学生の計7名です。

ただ、テーマは幅広く扱っています。

実験場所は柏、など、海外などにも行きます。

実験装置は高圧下断熱型熱量計、誘電測定装置、X線解析、パルス分光器などです。

他にも様々な装置が整っています。

これを用いて、あらゆる測定を行います。

研究例を3つ紹介

・ガラスの転移と構造

ガラス転移はなぜ起こるのか、ということの研究です。

世界で最も単純なガラスの作成に成功しています。

・イオン液体の熱力学と構造

イオン性ぶっしつというのは個体ですが、イミダゾリウム塩は室温でも液体になります。このようなものをイオン液体といいます。この液体でガラス転移を発見しました。

・金属ナノ粒子の水素の構造と拡散運動

金属ナノ粒子

金属のサイズを小さくすることなどによる物性の評価です

バルブの状態と、名の状態では水素の吸蔵の様子が違ってくることがわかりました。

アレニウスプロットで新しい反応の活性化エネルギーを求め、かなり小さいことがわかりました。

山室研のいいところ

より物理的な研究 

より柔軟な分析手段

海外に行ける

小畑海洋研究室

海水中の微量元素などの研究です。

無機物質の移動経路や、堆積物との相互作用などです。

今の研究テーマは海水に含まれる微量元素、

海底熱水活動、などです

フィールドワークを重点的に行なっています。

実際に船による観測です。ことしはインド洋による観測です。

実際は、インド洋の航海の結果は、鉄です。海底上から鉄の供給を行われているということが初めてわかりました。

世界で協力しています。フィールドワークしてサンプルをとって、陸で分析します。

船上で分析するシステムの開発なども行っています。

海水中の鉄の(二価)の測定です。(酸化されやすいため現場(水中)で図る必要がある)

高知大学との共同研究です。

柏に研究室があります。

構造化学研究室

合田研究室

(雑談:研究テーマ3分の1、中の人間との馬が合う度3分の1、将来性3分の1

人間性は重要です。雰囲気なども結構重要です。実際に話すとわかりますので、実際に話しましょう。)

物理化学の分野ですが、様々な分野の手法を組み合わせます。

理論化学、実験科学、産業、バイオ素材など、がん予防医療など、ベンチャーの企業(年に一社のペース)共同研究者の数を含めると200名ぐらい。教員が6名、教授1が助教5です。5チームで構成されています。東館で実験室、西館に実験室、工学部10号館に大きなスペース。人が多いのでイベントが多いです。進路は、だいたい半分博士進学。大企業が多いです。MITやハーバードに留学するひともいます。

東大研究室予算ランキング6位です。

高速蛍光イメージング

グラフェンを使った化学センシング(グラフェンをしーとにはり、分子吸着。吐息による肺がん診断など)

分子分光、ラマンイメージング

ミドリムシの細胞をリアルタイムな可視化や3D化

フローサイトメトリー

人工知能を用いているのが特徴

高速細胞操作デバイス

マイクロ流体デバイス

あと一つ研究テーマがあります

トレーニング期間は2ヶ月、教員が多いので、サポート体制が厚いです。

研究室見学や、進路相談はいつでも歓迎です。

物性化学研究室

大越研究室

おおきく金属錯体、酸化物の研究に分けられます。

研究室メンバーは40名ほどです。卒業生が多いです。

研究室自体は池田きくない先生が初代教授の方です。伝統ある研究室です。現在6代目

産官学の化学合成。AIによる物質設計も行っています。2016年から始めています。

フランスCNRS国際共同研究所を開設しました。他が物理屋でここが唯一の化学屋らしいです。

Iotに対応する周波数のwaveに対応する物質の研究します。

その研究材料(発振器など)をしています。バチッと適合しました。

企業とは76社で関わっています。

いろんな人が出入りする研究室。

半分のメンバーは錯体の研究を行っています。

キラリティなど、、、磁気物性、第二高調波のコントロールなど、、

テラヘルツ分光法

低い周波数を用いる。

並進運動をもし、捕まえたら、振動を始めます。(と思いませんか?)

というコンセプトから始まったけんきゅうです。

結晶中でセシウムがうねうね振動する。

今現在計算できるようになってきあた。

AIによる相転移、どんどん新しい物質を生み出す。

山内研究室

基本的なことをしています。光が重要なことは自明ですが、非常に弱い光と物質の相互作用はよくわかっていますが、1フォトンだけ吸うのをもっと大きなフォトンをあたえるとぽろぽろこぼれる現象をトンネルイオン化といいます。化学結合が光によって大きく変わる。分子分光学などのバックグランドから、20数年前から研究をおこなっている。世界的に非常にあたらしい分野です。

研究室の中で、実験と理論を両方もっていて、特徴的です。

トップクラスの実験と理論の両輪で研究しています。

光のパルスを短くするということもしています。短くす用とすると、に3サイクルしかない振動です。サインで来るかコサインでくるか、様相が全く代わります。どっち側の水素原子が切れるか、位相によってかわります。これが大きなパラメータになります。

短いパルスを用いることで、フェムト秒の反応をリアルタイムで追跡することができます。

最近では、アト(atto)秒、におけるサイエンスの実験を行っています。

電子雲が動き出すレスポンスを見ることができるかどうかというチャレンジです。

実用に近くないです。なので新聞発表などはないです。理論を掘り下げるのが好きな人にとってはコンフォタブルだと思います。

化学反応学研究室

つくだ研究室

ことし、一期生が卒業したばかりです。

ナノサイエンスと触媒化学がキーワードです。

学生が素晴らしいということです。詳しくはホームページへ。

クラスターという物質を研究しています。100個ぐらいの粒子。

金属を小さくすると、金属じゃなくなってくる。

金属を究極までちいさくする。

おもしろい機能を探す。

原子の個数を変えると反応性がでてくる、ドープすると、、などのことを見出しています。

ある原子数以下になると、あたかも分子のようになってくる。

金が正二十面体になる。(小さくすると)あたかも原子と似たような構造を取る。(超原子)の類似性や違いの整理をしようともしています。

自作した装置で超原子の電子親和力の測定、や結合の高さなど、測定しています。

ある超原子を基本単位として、それらを結合させたりもしています。超原子分子の自在な合成が目標です。

真船研究室

駒場キャンパスの研究室です。研究のきーわーどは物理科学、量子化学、反応速度論、分子分光学です。これらを勉強してきてください。

物質をつくるところから研究は始まります。

そして、性質を調べ、なぜそうなるかを理解するというサイクルをぐるぐる回します。

一例をあげると、

NOの直接分解反応、ギブスエネルギーが負なのに、自然に反応が進んでしまうという反応(化学の未解決問題)の解決など、

詳しいことは真船研究室で検索してください。質問などはContact usからどうぞ

修士の学生でも論文を形に残せます。一生懸命研究したいという学生の方に入っていただくと嬉しいです。

表面分析化学研究室

つくばにある研究所です。

学生は1人だけです。新しい研究室です。

研究室内容は、X線を用いた最先端の分析法です。

一つは磁性薄膜です。表面化学反応です。

いろんな目的のうち、情報記録に使える。

そんななかで、面内方向ではなく、垂直磁気記録の方が圧倒的な情報を記録できる。

そのりくつが軌道磁気モーメントの異方性の制御によってそれを行います。

薄膜といっても、更に表面です。難しい。

バルクではありえない構造、界面の存在。研究は難しいです。

実用とサイエンスがすぐ隣りにあります。

ニッケルの薄膜(5層)の表面の1層と内部の4層を分離、やはりデータが違う。

表面化学反応のリアルタイム分析。

表面は不均一です。また、時間変化します。一回だけの反応だと難しいです。それを10msごとに表面の状態を調べるということをしています。

エネルギー一括取り込みがたXAFS法

世界で初めて開発。

実験装置

放射光化学研究施設です。つくばエクスプレスで最短45分秋葉原からです。

つまり、

日帰りできます。

実験装置はアンジュレータ、ビームライン、測定装置です。

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