みなさん、こんにちは。理系大学生のみなさんは、日々レポートで追われる日々をお過ごしだと思います。その中で避けて通れないもの・・。そう、数式の入力です。あなたはどのようにして“数式”を打ち込んでいますか?皆さんの中には、「数式入力エディタ」を使っている方や、Texをお使いになる本格派の方もいらっしゃると思います。しかし、大半の人がレポートを書くのはWordだと思います。数式入力エディタだとエディタを起動するのにマウスを使ってエディタを起動しなければなりませんよね。また、Texは素晴らしい数式出力を可能にしますが、構文が少し冗長で、初心者にはとっつきにくいかもしれません。そこでWordで直接、かつキーボードだけで書くことができたらいいと思いませんか?今から大学では教えてくれない、Wordの数式入力の方法をお教えしたいと思います。
1 まず数式入力フォームを出そう
Wordでは数式を入力するためのフォームがあります。これの中に文字を打つと数式として認識されます。出し方は、「Alt」+「Shift」+「=」です。
ここで注意なのは「Ctrl」キーではなく「Alt」キーであることです。いつも使い慣れていないので、うっかり間違えてしまうかもしれません。
2 分数を表示させよう
数式フォームは出ましたか?では早速分数をうちましょう。といっても単に1/2のようにスラッシュで区切るだけです。実際にやってみましょう。
簡単で少し拍子抜けかもしれません。
では、次に、数式には欠かせない、上付き文字と下付き文字の入力です。
3 上付き文字、下付き文字を入力しよう
次は上付き文字です。通常、Wordで上付き文字のショートカットは「Ctrl」+「Shift」+「+」,で、下付き文字のショートカットは「Ctrl」+「Shift」+「=」ですが、数式の場合はそれが変わります。数式で上付き文字を打ちたい場合、 x^2 のように累乗の記号“^”をつけます。逆に下付き文字を打つときは a_1 のようにアンダーバー“_”をつけます。それではやってみましょう。
(アンダーバーは「Shift」+「 \」(バックスラッシュといってスラッシュの隣にあります。)
で入力します。)
これだけでもけっこう複雑な表現ができますね。では、次は式が複雑になったときについて説明します。
3 ( )を使おう
複雑な式になってくると、( )で区切る必要が出できます。例えば、
という式を書くために、なにも考えずに書くと、下のようになってしまいます。
そのため、
のように、かっこで区切りながら下付きの部分や分数部分の範囲を指定して打ちます。
さて、数式では日常使わない特殊な文字をたくさん使いますよね。次は特殊文字の入力です。
4 特殊文字を入力しよう
基本的に特殊文字は例えば、\alphaのように、“\”マークのあとに半角英数字を打つことで表示できます。また、大文字を打つときは基本的に\Alphaのように、後に続く半角英数字の先頭のみを大文字にすることで打つことができます。
この表については検索することで、いくらでも出てきます。
さて、特殊文字はこれで